2016/11/02
私達は田代島の財産とも言える民家の再生も行なっていきたいと考えています。島民が暮らしていた民家の多くは人が住まなくなって長い年月が経過しています。また震災によって雨漏りや壁のひび割れが発生していますが、今残っている民家の基本構造は頑丈で手入れをすれば十分住める空き家が多いことが分かったからです。例えば画像の民家は囲炉裏の煙に燻された頑丈な木組みや東京駅赤煉瓦駅舎の屋根と同じ雄勝のスレート材で葺かれています。島の良い建築の文脈や風景を残し伝えることもNPOの大切な仕事と考えています。(北畑)
天窓のある木組み、囲炉裏、スレート屋根